サッカーがイングランド(イギリス)で生まれたのは有名ですが、フットサルの起源は実ははっきりしていません。
そのなかでも有力とされる2つの説をお教えしましょう。
1つはサッカーの生みの親イギリスから始まった「インドアサッカー」と言う説。
これは、屋内のコートで行い、ボールを壁に跳ね返らして楽しむ、いわばアイスホッケーのような遊び方のもの。
サッカーと同じく、ヨーロッパなどに伝えられていったと言われています。
もう1つは南米から生まれた「サロンフットボール」という説。こちらは、うってかわって弾まないボールを使って楽しむスポーツ。
サッカー王国であるブラジルで盛んになり、その後、じわじわと南米からアメリカ、そしてヨーロッパに広がったと言われています。
一見、共通のない「インドアサッカー」と「サロンフットボール」ですが、
実は両方ともが屋内のコートで行われるスポーツなのです。いずれこれは「室内ミニサッカー」などと呼ばれ、
いまのフットサルの起源として伝えれています。
最初はサッカーに比べ、人気のなかった室内ミニサッカー。しかし、雨天に左右されない、どこでもプレー可能、
少人数のためアグレッシブなプレーができる、などで徐々に人気を呼び、今ではサッカーに負けないぐらいの人気となりました。
そうなると黙っていないのが国際サッカー連盟のFIFA。1988年にまずは世界各国で違う室内ミニサッカーのルールを統一。
名称も室内サッカーから「5人制サッカー」と名をかえます。
そして1994年、名称を「5人制サッカー」から「フットサル」と変更し、
ルールもフットサルの特徴をより活かせるように改正されました。さらに2000年。
大幅なルール改正のもと、大規模な大会も開かれるようになりました。そして現在。
フットサルのクラブリーグも発足され、ますますフットサルは加熱を増していっています。
日本でこれだけフットサルが人気なら、世界のフットサルはもっと凄い。
サッカーでは「無敵艦隊」と呼ばれ、非常にサッカーの人気が高いスペイン。
しかし、以外にもサッカー人口よりフットサルの人口が多いと言われています。
また、ドイツやオランダなどではフットサルのプロ選手が存在し、サッカーと同様にプロリーグがあります。
メジャーリーグやNFLばかりに目がいきがちのアメリカでも、このプロリーグは存在するから驚きです。
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